シャンティプレマ 北欧子ども政策 プレマおばさん 北欧3カ国(ノルウェー・フィンランド・スウェーデン)に学ぶ

フィンランドの場合 スウェーデンの場合 ノルウェーの場合

Republic of Finland (フィンランド)  視察行程

子ども政策委員会より情報提供いただきました。

●学習到達度世界一の教育システムについてのヒアリング

FINNISH NATIONAL BOARD OF EDUCATION(ヘルシンキ教育委員会)

 2004年末に発表された経済協力開発機構(OECD)の国際的な学習到達度調査(PISA)でトップの成績をあげたフィンランドですが、日本で言うような意味での教育熱心な国ではないようです。子どもたちの学習態度も、これをやってきなさいと言っても、なかなかやってこない。しかし、「もっと勉強したい人は、この問題を解いてみたら」などと投げかけると、ほとんどの生徒が取り組むそうです。

 日本のような塾や予備校はなく、高校進学は中学卒業時の成績で決まり、自分で卒業成績が低いと思えば、もう一年余計に中学へ通うことも可能。その場合、「落ちこぼれ」と言われるどころか、むしろ「長い期間、勉強した」というとらえ方をされます。

 国はカリキュラムの大枠で目標を定めるだけで、達成方法は各学校の校長に委ねられ、現場への裁量は与えられていますが、他の学校と比べて意識的に競い合ってはいません。

●教育保障〜 一方、両親の立場に目を移すとどのような保障があるのだろうか?〜

 子どもを授かった両親は、子どもが三才になるまでの間に育児休暇を取る事ができます。この期間中、雇用者はいかなる理由があろうとも解雇することができません。また、職場のポジションは、育児休暇前のポジションもしくは同等の職場へ戻ることが保障されています。また、就学年齢に達するまで、両親は通常の労働時間をこなさなくても良いという「部分的育児休暇」を取る事ができます。一人の子どもの育児に対し、社会がバックアップしていることになります。

●就学前教育

 フィンランドでは2000年9月より正式に全6歳児に対して就学前教育を開始しました。フィンランドが導入した主な目的は、学校に入学してから子どもたちが生活環境の変化にスムーズに対応できるようにするためです。そのため、プログラムは、「勉強」を重視するものではありません。この就学前教育の指導者は、幼児教育を持つスタッフで、就学前プログラムは、毎日4時間までと決められています。