シャンティプレマ 北欧子ども政策 プレマおばさん 北欧3カ国(ノルウェー・フィンランド・スウェーデン)に学ぶ

北欧の産業

 北欧は福祉先進国というイメージがありますが(実際そうですが)、実は産業面でも強い基盤があるのです。強い産業基盤がなくては福祉国家が成り立たないわけです。ただ人口は少なく、ノルウェー450万人、フィンランドが510万人、ノルウェーが460万人とどの国も似通った状況となっています。
北欧諸国はそれぞれ特徴のある産業構造を持っていますが、おしなべて見れば日本との共通点も多く、特に気候が似通った北海道では産業面での交流も盛んに行われています。

フィンランドバナー

 フィンランドは今世紀に入って国際競争力では日本を抜き、世界の上位に位置づけられるほどの強い産業基盤を有する国です。
森林資源や鉱物資源に恵まれ、長い間、木材関連産業や金属産業が経済を牽引してきましたが、近年は特に携帯電話に代表されるハイテク産業が急速に台頭し、その中心的な役割を果たしています。さらに福祉産業とハイテク産業を組み合わせた新たな産業の分野に力を入れてきています。
さらに自然環境への取り組みも進んでおり、2002年の「自然環境の保全率」では世界第1位(日本は62位、「世界経済フォーラム」発表)となるなど、世界の環境対策をリードしながら発展を続けている国といえます。

スウェーデンバナー

 ダイナマイトを発明したノーベルが生まれた国です。
現在も高度な技術集約産業が発達している国で、特にボルボやサーブといった自動車メーカーやカメラのハッセルブラッドなどは日本でもよく耳にします。
一方、豊かな森林資源を利用した家具産業が知られていますがガラス工芸も同じぐらい有名です。ガラス工芸が発達した理由にはガラスを洗う清らかな水とガラスを加工する釜に使用する木材に恵まれている事が挙げられるそうです。南部地方には15ものガラス工場がありガラス王国と呼ばれています。
また、イングリット・バーグマン、グレタ・ガルボといった世界的に有名な女優を生むなど、芸術・文化のレベルも高いくにでもあります。日本でも1970年代にはABBAが大ヒットしましたが、音楽面でも世界有数の輸出大国となっています。



ノルウェーバナー

 三方を海に囲まれフィヨルドによる天然の良港を有するノルウェーは海洋国家としての歴史が長く、豊かな水産資源に恵まれた水産業は、常に世界をリードしてきました。その中でも特に水産養殖物は盛んで世界の魚類輸出量の3分の1を占めるほどです。
1960年代に北海大陸棚で石油と天然ガスの生産が始まってから、経済は飛躍的な成長を遂げました。西欧で消費される天然ガスの多くをノルウェーが供給しており、石油は国の輸出総額の約3割を占めています。現在もエネルギー関連の先進工業国として発展を続けています。
また、豊富な森林資源を生かした林業も盛んで、パルプなどは主要な輸出品となっていますが、耕地面積は少ないため農業の占める割合は低く、穀物のほとんどを輸入に頼っている点は日本とよく似ています。